動画撮影のこころえ

撮影を始める前にストーリーを具体的にイメージする

  何を、どのように撮るのか 視聴者に伝えたいことは何か

  被写体を明確にし、動画全体のストーリーをあらかじめ具体的にイメージしておく

編集を意識して複数のアングルから撮影3D視点、360視野、奥行き)

  「レンズ(広角⇔標準⇔マクロ)」

     ×「位置(右⇔左)×(前・寄り⇔後ろ・引き)」

     ×「角度(回り込み、表⇔裏、順光⇔逆光)」

     ×「高さ(ハイアングル⇔ローアングル) 

カメラワーク

被写体が動く・背景が動く
 フィックス:固定撮影が基本

被写体が動かない
 パン
:カメラを水平方向に振る:場所の広さや時の流れ

 ティルト:カメラを上下に振る:心理の演出。被写体の高さや威圧感

 ドリー・インとドリー・アウト:カメラを前後に移動する:焦点を集める。臨場感あるシーン

 ズームインとズームアウト:カメラの画角を変える:視線誘導

 トラック :移動する被写体と一緒に移動:動きのあるシーン

  カメラを動かすときは原則1方向、1回のみ

  前後に必ず十分なフィックスの時間(5秒)を設ける

   動機づけ:カメラワークには理由がある
    被写体に合わせてカメラを動かす
     自然な動きに見える
    

  
   

トリミングとカメラワークの使い分け

  4Kで撮影してフルHDにトリミング:スムーズな移動

  カメラワーク:被写体が前後にある場合の変化 

の入り方

  天候も考慮して撮影日時と場所を決める 

シャッタースピードの目安

  人の見た目:「1/(フレームレート×2)

  高速

  低速:フレームレート下げる

1カットは20秒以上撮影して不要部をカットする

手ブレを防ぐアイテムを使う

  三脚
  ジンバル

撮影バリエーション
  長時間露光・タイムラプス
  スローモーション・高速撮影



画像を立体的に見せる

被写界深度
 3つのレイヤー
  前ボケ
   メイン
    後ボケ
 被写体の前後をぼかすことで立体感を出す
フレーミングイン
  被写体が動きながらフレーム内に入ってくる
  臨場感が生まれる
リーディングライン
  奥行き感
  視線誘導しストーリーを伝えやすくする
3分割構図
  視線の先にスペースができることで安定感が生まれ、
  視聴者は安心する
ネガティブスペース
  被写体の周囲を単一の色や柄にすることで被写体へ
  興味を引き付ける
額縁構図
  額縁から徐々に出てくる
  画面から額縁が徐々に消えていく
日の丸構図
  短いカットの場合は日の丸構図にすることで惑わせない
シナリオの明確化
  カットの中で何を見せたいのかを明確にすることで
  メッセージ性を上げる
  近づいて構図から余計なものを除いていく



固定撮影が基本だが、カメラワークをするとき

動機づけをする
  被写体に合わせてカメラを動かす
  理由がある動き:シーン切り替えの橋渡し
前景を動かす
  前景とメインの被写体の対比で立体感を出す
  前景でメインを隠して、徐々に見えてくる
  画面から額縁が徐々に消えていく
奥行きを意識する
  画面に2軸の動きができると立体感が広がる
意図しないブレ・意図したブレ
  カットで何を伝えたいか
    静寂:三脚・ジンバルで固定
    動き:ブレても自然に見える
  前に進む:始まりを感じさせる
  後ろに下がる:終わりを感じさせる
滑らかに動かす
  ゆっくりした動きを意識する
フォーカス移動
  ピントの合っている位置を変える




構図

安定感
・3分割構図
・水平構図
・三角形構図
主役を強調する
・日の丸構図
・額縁構図
・サンドイッチ構図
・ぼかし構図
・点構図
・みきれ構図
動き/躍動感を出す
・曲線構図
・放射線構図
・対角線構図・斜め構図
・ジグザグ構図
・逆三角形構図
インパクトを生む
・あおり構図
・ふかん構図
・不安定感を出す
避けたいパターン
・同じ構図の連続
・極端なスケール変更




カットつなぎ

カットの分類
・メインカット
・状況説明カット
・インサーカット
・予備カット
・不必要カット
変化の創出
・静と動
・速度
・画角
・演出効果
・カットの長さ
・音
劇的な変化
連続性
・場所、位置関係
・人物の動き
・天候
・影

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